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オーグメンテーションとは、人体のあらゆる部位の機能を拡張する人工的なインプラントの総称。病気や怪我で失われた部位を補助、補完するために施されることが多いが、健全な肉体であっても、身体機能を拡張しさらに飛躍させるために施術を受ける者が少なくない。

その倫理的是非を巡り社会は二分されつつあり、メディアや政治の場を舞台に激しい論戦を繰り広げ、一触即発の緊張状態が続いている。それぞれの主義を主張する研究者や科学者、宗教家や企業家達を旗印に各種団体が結成されており、抗議活動などもさかんに行われている。団体の多くは平和的対話を求めているが、一部の過激な集団はテロ活動で己の正当性を主張しようと目論んでいる。

また、身体機能の拡張だけでなく、脳へ作用するインプラントも開発が進んでいるといわれ、今後ますます持たざる者と持てる者との間に隔たりが生まれることが予測されている。

オーグメンテーションを施された者は、オーグやマシーン、鉄の塊などと呼ばれ、反オーグ団体からは忌み嫌われている。

アダムはサリフ社襲撃時に命を落としかけ、自ら望むことなくオーグメンテーションを施されることとなり、図らずも手に入れたその驚異的な肉体を武器に真実を探す戦いへと身を投じる。
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人体の機能を拡張する「オーグメンテーション」。アダムは襲撃事件で瀕死の重傷を負い、その命を繋ぎ止めるため、オーグメンテーション手術を施された。その結果、肉体のほぼ全ての部位がオーグメンテーション化されており、頭部、胴体、腕、脚、視覚、背中、皮膚を自由にアップグレード、カスタマイズすることが可能となっている。

問題解決のルート、手段はひとつではなく「コンバット」「ステルス」「ハッキング」「ソーシャル」これら4つの要素を組み合わせ、自分だけの戦略でミッションやクエストに設定された目的を達成していくことになる。

自分のプレイスタイルに合わせて、オーグメンテーションをカスタマイズすれば、より優位にミッションを進めることができるようになるだろう。


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オーグメンテーションの追加方法
新たなオーグメンテーションを追加するには「プラクシスポイント」が必要になる。「プラクシスポイント」はミッションやクエストクリア時に入手できる経験値が一定ポイント貯まると獲得できる。他にも「プラクシス・キット」というアイテムを入手した場合もプラクシス・ポイントが増える。

また、経験値はミッションやクエストの攻略中にも入手できる。敵を殺す、殺さない、隠し通路を見つける、ハッキングやソーシャルに成功するなどしても得ることができる。
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コンバットは文字通り、戦闘をメインとしたオーソドックスな戦略。目的達成のために障害となる敵を様々な銃火器を用い蹴散らして進む。銃火器の中にはハンドガンやマシンガンなど通常の殺傷武器以外に、複数の敵を気絶させるPEPS(パルスエネルギー発射装置)や監視カメラ、自動機銃を一時的に動作不能にするスタンガンなども登場する。敵陣の中を進みながらも敵を殺傷することなく目的を達成することも可能だ。


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コンバットとオーグメンテーション
オーグメンテーションの中には「コンバット」に役立つものも多く用意されている。基本的なものには戦闘時のダメージを軽減する皮膚オーグメンテーションの「スキンアーマー」や、移動などによる照準への悪影響を軽減する腕部オーグメンテーションの「エイム・スタビライザー」、射撃時の反動を抑えることができる「サイバーアームプロテーゼ」などがある。他にも銃火器を使わず敵をテイクダウン(非殺傷、殺傷)できるオーグメンテーションなどもある。


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また、胴体オーグメンテーションの「タイフーン・エクスプロシブ」を追加すれば自分を中心とた全方位に小規模な爆発を引き起こすことができる。大勢の敵に囲まれた際などは非常に役に立つオーグメンテーションだ。
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敵の目を掻い潜って進む「ステルス」では周囲の状況判断が重要なポイント。
基本的な戦略は物影に隠れながら進むことになるが、高低差も重要な要素となる。足場を見つけたり、オーグメンテーションで脚力をアップグレードしたりすれば敵の目の届かない所から目的地へ進むことができる。他にも隠し通路や通風口などを使って潜入することも可能だ。


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敵の行動パターンを把握し、最適なルートを発見することがクリアへの近道。


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物影を利用してカバーすれば敵に見つかることはない。しかし大きな物音をたてたり、死体を発見されれば当然その原因を探しに敵が集まってくる。


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ステルスとオーグメンテーション
「ステルス」に役立つオーグメンテーションの代表例と言えば皮膚オーグメンテーションの「クローク・システム」が挙げられる。一定時間、姿を消すことができるこのオーグメンテーションは様々な局面で活用できるだろう。しかし、行動に伴う音は消すことができないので注意が必要だ。だが脚部オーグメンテーションの「サイバーレッグプロテーゼ」のサイレントランを追加することで、音をたてずに移動することができる。


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他にも視覚オーグメンテーションの「スマートビジョン」では壁や障害物の先を見透かせるようになる。物影から顔を出さずとも敵の動きを把握できるので隠密行動にはぴったりのオーグメンテーションだ。
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コンバットやステルス、どちらのプレイスタイルであっても役に立つのがハッキングだ。フィールド上のコンピュータや様々な電子デバイスを通じ、監視カメラやドアなどを制御することができる。他にも電子制御されたロボットや自動機銃などをコントロールすることが可能。ハッキングが成功すれば大きな戦力になるだろう。

ハッキングできる電子デバイスにはPC以外に、扉の電子ロックや警報装置などがある。PCではメールなどを読むことができる他、監視カメラやドア、自動機銃やセキュリティロボットなどをコントロールすることができるものもある。


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ハッキング画面。画面内の「レジストリ」をハッキングできれば成功となる。「レジストリ」へ到達するには経路となる「ノード」を占拠する必要があるが、各「ノード」には検知率が設定されており、検知されるとセキュリティの防衛システムが働き、追跡をはじめる。

防衛システムがハッキング開始地点まで到達するとそのハッキングは失敗となる。失敗した場合は警報装置が作動し、敵が巡回をはじめるので注意が必要だ。


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ハッキングとオーグメンテーション
ハッキングに有用なオーグメンテーションは主に頭部オーグメンテーションに属する。

ハッキングできるデバイスにはレベルが設定されており、レベルに応じたオーグメンテーション「強制占拠」を習得していないとそのデバイスをハッキングすることはできない。「カメラ制御」「ターレット制御」(自動機銃)、「ロボット制御」もそれぞれに対応したオーグメンテーションの習得が必要になる。他には各種「ノード」の検知率分析や防衛システムからの検知率を下げるものなどが用意されている。

カメラ、ターレット、ロボットの制御画面。監視カメラの映像などもリアルタイムで見ることができる。


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ロボットをハッキングすれば敵に対して攻撃を仕向けることができる。
ロボットの攻撃力は高く、索敵まで自動で行ってくれるため大きな戦力となる。
電子ロックされた金庫などもハッキングで開くことができる。アイテムやクレジットなどが入っていることが多い。


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監視カメラもハッキングすることで無効にすることができる。ステルスをサポートする役割としてもハッキングは役に立つだろう。


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場所によってはこのような厳重なセキュリティもハッキングを使って解除することができる。
重要なセキュリティを司るPCなどは多くの警備兵に守られていることが多い。どのようにハッキング対象に近づくかはプレイヤーの戦略次第だ。


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