ステルスアクションである本作では目的を達成するための手段が沢山用意されている。今回はひとつのミッションを例にとって、目的を達成するための様々な手段を紹介する。
本ミッションの目的は「チャイナタウン」を牛耳る「キング・オブ・チャイナタウン」こと「キング」を暗殺すること。47はある目的のため裏社会の情報屋「バーディ」にコンタクトを取り、情報提供を求める見返りに「キング」の暗殺を請け負うことになる。
伝説の暗殺者「エージェント47」華麗なる7つの暗殺
本ミッションのターゲット「キング」はとある人物と密会するためチャイナタウンの広場に現れるという。そこで47はチャイナタウンへと足を運ぶ。様々な屋台が立ち並び、多くの人々が行き交う活気溢れるチャイナタウン。マップ毎に異なるこうした環境はただの風景ではなく47が暗殺を遂行する際の重要な条件となる。
おしゃれな暗殺
ヒットマンシリーズ最大の特色である「変装」。変装するためには、変装したいコスチュームを身に付けている相手を気絶させるか、殺してそのコスチュームを奪う必要がある。
ターゲットの密会相手はどうやら麻薬の売人らしい。セキュリティの目の届かない場所でこの売人を仕留めコスチュームを奪い、密会相手に変装した47。これで周囲に警戒されることなく、ターゲットに近付けるようになる。
ターゲットは変装した47を疑うことなく、取引のために後をついてくるようになる。そこで売人のアジトへと誘導し、誰にも見咎められることなくターゲットを暗殺完了。
オーガニックな暗殺
屋台の売り子に変装した47。どうやらこの屋台では「フグ」を提供しているらしい。本作はこうした一見すると暗殺とは無関係に見えるオブジェクトにも干渉することができる。「フグ」からは「フグ毒」を入手することができる。
密売人との取引を終え腹を減らしたらしいターゲットは屋台へと足を運ぶ。先回りした47はターゲットの注文した料理にフグ毒を仕込む...。料理を口にしたターゲットはもがき苦しみやがて死ぬが、死因がわからないため47は怪しまれることはなくその場を離れることができる。
ハリウッド的暗殺
ターゲットの高級車に爆発物を仕掛ける47。その後、車に搭載されている防犯装置をあえて作動させアラームを鳴らしターゲットをおびき寄せる。
離れた場所からターゲットが車に近付くのを待ち、リモコンで爆弾を爆発させる。暗殺方法としては派手だが、47の仕業だと誰にも気づかれることなく暗殺完了。
伝統的な暗殺
最も暗殺者らしい方法といえば、遠隔からのスナイプだろう。ターゲットの行動パターンを把握し、スナイプに適した場所を見つけよう。愛用の二丁拳銃「シルバーボーラー」以外の武器は現地調達が基本となるため、遠隔から狙撃するためにはスナイパーライフルを見つける必要がある。
スマートな暗殺
環境を利用した暗殺方法もお勧めだ。ターゲットを直接仕留めるのではなく、周囲の環境を利用し事故死に見せかけることでより安全にターゲットを始末できる。ターゲットが用を足している所を狙って頭上のオブジェクトを撃ち落せば事故死を装うことができる。
エコロジーな暗殺
ターゲットの行動パターンを把握してしまえば、身体ひとつでターゲットを暗殺することも可能だ。ターゲットが人気の無い場所へ移動した隙を狙って背後から絞殺すれば最も静かにターゲットを暗殺することができる。残弾が心許ないときにも活用できる。
死体が見つかると騒ぎが起き、警戒度があがってしまう。死体はゴミ箱やロッカーなどに隠すことができるので、上手く利用しよう。
ターゲットは勿論、麻薬の密売人や警官、そして群衆に至るまでそれぞれ別々の思考を持ち、独自の行動パターンを持っている。その行動パターンを把握して先回りすることは勿論、47が何らかの形で介入することで行動パターンそのものを変えることができ、それらを上手く利用することで静かに、そして華麗にターゲットを暗殺することができる。
また、武器や様々なオブジェクトは単体で暗殺の道具となるものもあれば、それだけでは殺傷能力を持たないものもある。これらは組み合わせることで思いもかけない効果を生み出すことがある。プレイヤーはこれらを自由に組み合わせて、自分好みの方法で暗殺を遂行することができる。